第170話の【飛行機編】 の続き

チューリッヒでバルセロナ行きの便に乗り換えて約2時間。


飛行機の中ではやたらテンション高いスペイン人(多分)が前の席にいてかなり騒いでいた。

これがラテン系のお国柄なのか?

他の乗客は静かだったけど。

このうるささに一樹はちょっとキレ気味。

ロッキーのテーマを口笛で吹いたり、シートベルトの金具の部分をリズミカルにカチャカチャ鳴らしたりしていた。

着陸してまだ飛行機が走っているのに席を立ち上がっていた。


バルセロナの空港に着いたのは19時頃。

日本では夜中の3時なのでもう眠い。

入国カードの書き方がよくわからず、適当にちょっと記入して入国ゲートに行くと、すぐに入国させてくれた。ちゃんと見てんのかな?


空港には人があんまりいなかった。
空港のⅰ(インホメーション)に駅の場所を聞きに行くと、女性スタッフはりんごをかじっていた。こっちに気づいていなかったらしく、こっちに気づくと変な奇声をあげて驚いていた。


空港を出て駅に向かうと、駅は暗くてもう終わってしまったのかと思うくらいだった。ここでこの旅、初めての電車の切符を買う。


ここからサンツ・エスタシオに行ってメトロに乗り換えてホテルの最寄り駅のサグラダ・ファミリアで下車。

空港の駅から3個目くらいでサンツ・エスタシオに着くということだったが、途中の駅で停車した際、「ここで乗り換えるんだよ」というようなことを乗客に言われたので、降りて他の乗客たちの後をついていく。乗っていたのはサンツ直通の電車ではなかったみたいだ。


グラシアス、声かけてくれた人。


空港駅からサンツ・エスタシオまで約15分ということだったが、実際は乗り換えで時間がかかり30分以上かかった。

車窓から見る景色は真っ暗闇。

何がなんだかわからず不安になる。

しばらくするとサンツ・エスタシオに到着。

スペインの改札は日本のとは違うので出るのにちょっと時間がかかった。


ここからはメトロで移動。

メトロの入り口がわからず、義光が「ここでいいんじゃないの?」と入っていったら、そこはさっき乗ってきた電車の改札だった。一方通行なので義光はさっき通ってきた改札をまた通って出ることに。


メトロの入り口がわかり、行ってみると今度は券売機で戸惑った。

しかし、久爾が買い方を教えてくれてすぐ買えた。メトロの改札も日本のとは違い、切符を機械に通して印字される「ガ(ズ)チャ」という音が聞こえて切符が出てきて、切符を抜くと矢印が光ってロールバーが回転して中に進める仕組みになっていました。


バルセロナのメトロの車体には落書き(ひっかき傷)がすごくて不安になった。また、警察官が大きいシェパード(口が鉄のマスクのようなもので覆われていた)を連れているのもちょっと怖かった。


サグラダ・ファミリアの近くにホテルがあるということだったが、見つからずにさまよう。いろんな人に聞くと親切に応えてくれるが、ホテルは見つからず。1時間くらい歩いて、あるおじさんに聞くとホテルまで連れて行ってくれた。どうやらホテルを知っていたようだ。ホテルを予約したサイトの地図が間違っていたこともわかった。ホテルはサグラダ・ファミリアの次の駅が最寄り駅であった。


2006_0203(028)2 ←HOTEL ABALON

1泊1部屋60ユーロくらい。


バルセロナの人たちは、みんな親切だ。

そして、犬を散歩している人がたくさんいた。


チェックインして荷物を部屋に置き、夕食へ出かけた。

ホテルの近くにあるきれい店でピッツァと搾りたてのオレンジージュースを注文。

「オレンジ」と言っても通じなかったので、オレンジを搾るジェスチャーをしながら「オレンジ」と言ったら「あぁオレンジね」といった反応をして意味が通じたみたい。ボディランゲージは重要です。

ピッツァはちょっと油っぽくて味も濃かったのでお米が食べたくなった。

オレンジジュースはすごくうまくて美味しかった。ちょっとみんなの飲み物より高かったけど。


夕食後、ホテルに帰ってシャワーを浴びて12時くらいに就寝。

日本時間で朝8時の時間だったのと疲れですぐ寝れた。

長い1日でした。



欧州旅行記③ 2月3日/バルサの練習&パエリア  に続きます。


★欧州旅行記★